2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

あとがき

という訳で! ヤマプロの自主興行ストーリー、一旦完結しました。 約100件もの記事、各記事平均500文字くらいで書いた気がします。 しっかり整えれば小説になりますかね。いやぁ、よく続きました。 半年ぐらいで終わるつもりでしたが、なんやかんやしてたら…

プロローグ

ファントム・ヤマプロはバックステージからリングを眺めていた。 ニック・エリオットは趣味を満喫できるなら、幾らでも金を払ってくれる。 P・K・ラークは支配欲を満たせるなら、魅力溢れる選手を提供してくれる。 そして私が話題溢れる仕掛けをしていけば…

Phantom.7 メインイベント 長谷川 修二 vs P・K・ラーク

youtu.be フフッ、フハハハハッ…… P・K・ラークは笑いを堪えることができなかった。 ― 「ファントム・ヤマプロよ。俺の対戦相手なんだが、せっかくのメインイベントなんだ。どうせなら一番人気のある奴にしてくれ。」 「一番人気ですか……今だと恐らくは長…

フェイク

P・K・ラークは、どうやらファントム・ヤマプロの師匠らしい。 後は試合動画を観たり、雑誌で見かけた程度でしか知らない。 一応アメリカのトップ選手の1人、という事までは分かってる。 だが、長谷川修二にとって正直そこまでそそられる相手ではなかった…

Phantom.7 セミファイナル クリムゾン・クラン vs ラーク・カンパニー

youtu.be インタビュースペースに現れたラークカンパニーの面々。 ジョン・マクダニエル 「全ては正義の行いなのだよ。私に仇なす者、それは全て我が合衆国を汚す存在なのである。自由と正義を担うのは我が合衆国であり、愛国者達はその祝福を全て受ける権利…

軍団抗争

クリムゾン・クラン控え室。 ヤッチー 「今日の相手はラークカンパニーだそうだ。前回の戦いは見たか?」 マッチー 「ああ。さすがP・K・ラークが揃えた面子だ。彼らのデカさ、パワー、桁外れとしか言いようがない。」 ヤッチー 「なんだ?怖じ気付いたの…

Phantom.7 第六試合 習志野 奏 vs ニック・エリオット

youtu.be 試合は終始ニック・エリオットのペースで展開していた。 首への執拗な攻撃がじわじわと習志野奏を苦しめていた。 何とか場外へ持ち込んでペースを掴むと、空中技の連発で活路を見出だそうとする奏。 しかし、コーナーへの強烈なパワーボムで強引に…

奏でるは勝利への狂想曲

習志野奏が初めて目にしたプロレス。 長谷川修二がリングに打ち付けた赤。 奏の胸にもそれは打ち付けられていた。 自分を活かすにはこれしかない。 それ以外に考えられなかった。 それから初めて鍛練らしい鍛練をした。 今まで鍛練などしなくても何でもでき…