特異な二人

1人は規格外の身体を持つ男

 

1人は極限に高めた技を持つ男

 

並外れているが故に、世間には馴染めないでいる。

 

必要とされたのは非日常を見世物にする世界。

 

自身の望む姿とはかけ離れた自分を演じる日々。

 

本当の自分を望むものは自分自身のみ。

 

非日常が日常の男は、日常を壊したいと願っている。

 

1人はキャラクターを演じたい訳じゃなかった。

 

1人はインストラクターになりたい訳じゃなかった。

 

僕は、俺は、ただのプロレスがしたかったんだ。

 

境遇は異なるが、求める事は同じように思えた。

 

今日が日常を壊す日になるかはわからない。

 

今日は求められるがままに二人で入場を待っている。

 

反対側からはエース恋女房が控えていることだろう。

 

どう転ぶのか?全てはリングが語るのだろう。

 

youtu.be