Phantom.6 セミファイナル D.O.P.E vs ラーク・カンパニー

youtu.be

 

習志野奏は最後までエンジンがかからない。

24-my-showの技でも止まらなかった。

内城信敏は完全に打ちのめされている。

 

2mを越える巨人、CPOに力一杯叩き付けられたのだ。

ダメージが深刻なのは必然であった。デカいに説明はいらない。

 

ジョン・マクダニエルアメリカンプロレスの象徴である。

ジャスティス・エルボーを食らって無事でいられるわけがない。

 

有り余る力で圧倒してみせたのはスタンリー・ジョーンズだ。

その苛烈な様を、人間火力発電所とはよく言ったものである。

 

この屈強な大型外国人を淀みなく操ってみせた男がいる。

その指示は的確で、どんな綻びもみせることはない。

どんな隙も見逃さず、隙が無ければ自らで作り出す。

頭脳派、という言葉では表現しきれない狡猾さ。

 

強力な選手達を束ねる、ラーク・カンパニーの総帥。

全ての技を受け切り、勝利をかっさらう勝負師。

トップヒールとして君臨し続けている最高峰。

まさかのヤマプロのリングへ参戦したその男。

 

その名も、P・K・ラーク

 

世界規模の男が日本初上陸を果たした真意とは?

彼の登場だけでメディアを席巻することになった。

 

P・K・ラークはニヤニヤと笑っている。

全ての混沌が始まろうとしているのだ。

 

ファントム・ヤマプロは覚悟していた。

ヤマプロの終わりと始まりが訪れるのだと。