オリジナル選手紹介「ジャン・ロメール」

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名前:ジャン・ロメール

ニックネーム:石頭の大馬鹿野郎

必殺技:レーグル(こけし

 

荒々しいファイトが信条のラフファイター。

頭突きを得意としており、頭が硬く、体幹も強いため、かなり強烈。

タイトルには恵まれていないが、知る人ぞ知る存在として一部に人気はある。

いつかメジャーデビューする日を期待されているが、本人は家族を養うことができるのならばそれで十分と考えている。

アフリカ系フランス人。36歳。

 

港町マルセイユ北部、北アフリカ移民が集まって住む一角で、兄5人と姉1人の7人兄弟の末っ子として生まれた。

父は倉庫番とデパートの夜間警備員で、母は主婦だった。

一家が居住していた地区は失業率が高く、犯罪発生率も高い区域であった。

 

父の影響で幼少期より柔道を始める。

非常に攻撃的で、冷静な試合運びの中、チャンスを逃さず攻勢に出るスタイルでメキメキと頭角を現す。

それはすぐに業界に広まり、柔道で有名な学校よりスポーツ推薦入学を提案される。

マルセイユを離れてホームステイをする提案に父は反対したが、貧しかった一家では受けられない教育を受けさせることができると考えた母はこれに賛同、ジャンはマルセイユを離れることになる。

 

家族の元を離れて、スポーツ推薦入学して以降は専門的なトレーニング等も功を奏したのか、順調に実績を重ね、オリンピック強化選手に選ばれる。

高いボディバランスが生み出す盤石の試合運びはバレエの優雅さに例えられ、綺麗な一本を取ることで定評があった。

あまりの強さに相手からは不吉の象徴として、又は差別的な表現として「黒猫」と呼ばれた。

その二つ名はマスコミの格好のネタとなった。

 

マスコミはジャンを執拗に追い回し、それが行き過ぎた結果、車を運転中に時速100kmでガードレールにぶつかる事故を起こしてしまう。

幸い選手生命に関わる大怪我は負わなかったものの、身体にはダメージが残り、それが災いしてかオリンピック選考予選会では格下に敗退してしまう。

近寄る相手選手からは挑発的な侮蔑の言葉が囁かれる。

 

「お前からは勝利より姉貴を奪いたかったな。まあお前の姉貴より娼婦の方がマシか。」

 

その言葉に耐え切れず、ジャンは相手に飛び掛かり、頭突きで報復行為を行ってしまう。

すぐさま周囲がジャンを制止したが、怒りの収まらないジャンは会場入り口のドアを蹴り壊す。

これらの行動を重くみたフランス柔道連盟は、永久的に国際試合出場を禁止した。

 

これによりマスコミ取材はより過激になっていき、しまいには家族まで追い回される始末。

根拠のないドーピング疑惑までかけられ、フランスに一家の居場所は何処にも無くなってしまった。

一家は仕方無くフランスからアメリカへ移住した。自由を求めて。

 

アメリカでの生活は平穏ではあったが、貧しさは変わらず、両親も病気がちとなってしまう。

何か良い職はないかと探していたところ、仕事仲間の伝手で地元のプロレス団体を紹介される。

プロレス団体側もジャンの体格、経歴に興味を示し、ジャンは家計のためにプロレスラーになる事を決意する。

 

レスリングの手解きをしっかりと受け、柔道経験と高い身体能力によるポテンシャルは高かったが、人気は出ない。

しかし、ふとしたきっかけで咄嗟に繰り出した頭突きは、皮肉にも観客を大いに盛り上げた。

ジャンの頭突きで暴れ回る凶暴な姿に観客は大興奮、地元プロモーターからの評判は高い。

 

気性の激しさで知られるが、一方で普段の性格は寡黙で内気。スペイン人の妻がいる。

フランス語、スペイン語、英語を話す。日本語少々。趣味はテニスとサッカー観戦。

 

 

○fpwnet

https://firepro-w.com/item/detail/192427

  

○紹介動画

オリジナル選手紹介「ジャン・ロベール」【ファイプロ W】 - YouTube

 

ファイプロ広場

https://soryu.xsrv.jp/fp_square/wrestler_disp_1.php?w_uid=743

 

○制作メモ

石頭王というイベントに向けて作成しました。

頭突き→ジダン→フランス→黒人→人種問題という感じで固めていきました。

プロレスラーは誰にでもなれてほしくないけど、プロレス以外では生きていけない人になってほしい。

というかそういう人の方が気持ちがのるかなーと。そういう思いで色々考えたりしてます。

ちょっと頭突き技詰め込み過ぎて節操無いかもしれないけど、気に入ってしまったので。

ちょっと強くなっちゃうので扱い少し難しい。