神出鬼没の5人組ユニット。
主にインディのリングを転々と活動しており、ショーに突然現れては会場を熱狂の渦に巻き込んでは消えていく伝説の存在。
活動記録としては20年以上あるが、メディアにはほとんど現れないため、知る人ぞ知る存在となっている。
年齢や出身地なども不明。かなり昔から存在していたという人もいることから、時々メンバーが入れ替わっているのではという説もある。
同業者でもリング以外で会った者は少なく、ロッカールームもほとんど使わない。連絡や送金も常に仲介役を通して行われている。
人造人間という設定だが、あまりにも実態が知られていないため、ギミックではなく本物の人造人間なのではという噂まである。
ファントム・ヤマプロが海外修行を始めた頃に遭遇。プロレスへの価値観が壊れる程の衝撃を受けているが、それを最後に5人の活動記録は無く、消息も不明。
ファントム・ヤマプロは彼らと交わした最期の言葉を忘れない。
君達には信じられないようなものも私達は見てきた。
そんな印象深い思い出だって時間と共にやがて消える。
それは雨の中の涙のように。雨は暫く止みそうにないな。
所属メンバーは以下の五人。
最初の記録はルネサンス期のローマ、人類の最期を知る者達として記されている。
人類に欠ける何かが見つかるまで、物事は永遠に生死を繰り返しているという。
輪廻転生の形跡と目的を探り当てた賢人達は、この事態を終わらせるべく賢人会を結成、レプリカント計画を立案する。
人々を狂わせる欲望、苦痛、束縛、堕落が横行することのないよう、依り代としての人形を用意する。
人形に象徴を関連付けることで輪廻転生の発動を避け、円環からの解脱を試みたのであった。
しかし、レプリカント計画は秘密結社でもありレプリカントの研究機関でもあった賢人会の壊滅により頓挫する。
本来の目的を失ったレプリカントは関連付けされた象徴達と宛のない旅に出る。その後の消息は誰も知らない。
彼らの原動力は人々の感情エネルギー。
多くの人が集まり、様々な感情が高まる場所を察知しては赴く。
その感情をさらに高め、吸収することで彼らは延命される。