令和版!理想のプロレスラー像を考えてみる

これはファイプロとはまた別の話。

 

プロレス好きな方なら一度は考えたであろうお題目かと思います。

 

若い頃は自由気ままにこういう事を考えたりしてたものです。

しかし、大人になると現実には色々あって理想のようにはいかない、夢物語ですね…ってなりがちなんでないかと。

 

でも!私は大人の妄想にはもう一段階上があると思っていて!

現実を理解しつつも、敢えて幻想にのっかって考えるというね!

夢だけは誰も奪えない心の翼ですからね。考えるのは自由だし。

 

実現性とかそういうのは置いといて、ちょっと妄想しようかと。

通勤中暇だし、楽しそうだし。スマホ古いからゲームできんし。

 

 

まず、若い頃だったらどういうのが理想だったろうか?

一番ホットに観てたのは90年代で、ヘビーだと全日。鶴田軍vs超世代軍~四天王プロレスへの変遷辺りが好きで、ジュニアだと新日。

ライガー、サムライ、ペガサス、ブラックタイガー~大谷、金本、高岩辺りの戦線が好きでした。

一応書いときますが、他が嫌いとかじゃなく、そこが一番熱を持って見れてたって意味ですよ。就職してから観る機会減ったので。

 

大事な試合ではギブアップしないで耐えて、強烈な投げ技、重たい打撃、回転する飛び技など3カウントとれるフィニッシャーを持ってて欲しかったし、ちゃんとレスリングな攻防が出来てて欲しかったし、ヘビーはでかくてジュニアはアクロバティックでいて欲しかった。細い人の打撃なんか強靭な肉体で弾き返して欲しいし、打撃はちゃんと効くように当てて欲しいし……などなど。少なくとも異種格闘技戦では最強であって欲しかったですねー

今も根本はあまり変わってないけど、要求したい理想に変化はありましたね。

 

では今思う理想のプロレスラー像!

 

まず、他の格闘家より必ずしも強くある必要はないと思っています。要素として関係はあるものの、強さとは流派や競技でなく、本人のポテンシャルが大きいと思ってるので。

もちろんプロレス好きなのでプロレスを応援します。MMA等、異なる競技には別に出なくても良いです。プロレスが見たいので。

ただ、ガチに仕掛けられた時に対処の仕方も知らないってのは嫌だなー。当然毎日そういう練習してる人の方が上手でしょうが、対処を知っていて、定期的にそういう練習もしていれば簡単にはやられないでしょう。

プロレスでそれをやらなくても良いけど、たまにその片鱗を見せたり、YouTubeなどのコラボで技術あるところが分かればファイターとしての価値はある程度保てるのではと思います。防御の仕方は知ってて欲しい。

 

基礎体力は他の格闘技より概ね勝っていて欲しいですね。

特にパワー、スタミナ、攻撃を耐える頑丈さは高くあって欲しい。

達人でなければ制せない程のパワー、30分動けるスタミナ。

急所へのクリーンヒットでなければダメージを受けない頑丈さ。

驚異の身体能力を見せる企画があったら良いんだけども。

 

プロレスの基本ムーブは当然マスターしていて欲しいし、表の技も裏の技も習得しておいて欲しい。

協力してもらわないと決められない技や、当てない技とかしかできないようなのはやめて欲しい。

その上で、怪我しやすい技はなるべく使わないで欲しいし、受け身の技術に合わせた攻撃を選んで欲しい。当然あらゆる受け身の技術は高めて欲しい。それでも事故は起きるでしょうが。

技を仕掛ける、逃げて逆に仕掛けるの攻防は大好きですが、それはなるべくアドリブの攻防であって欲しい。

事前に練習してたことを手順を追ってくような動きだったり、待ってたり手伝いあったりしないと成立しない奴は見ててもあまり興奮しないです。モタモタしたダンスなんて見てられない。

あと私はプロレス序盤のレスリング攻防大好きおじさんだから毎回見せなくても良いけど、最低限の奴はみんなできてて欲しい。

そういう技の基本テクニックや、難しい攻防の解説動画を実演も交えて見てみたいな。

 

パフォーマンスやマイクは派手で上手いほど良いかも知れないけど、全員が巧みである必要はないかと思う。

試合が面白いのが一番。でも盛り上げるには必要な要素であるから、上手い人が下手な人を引き出したり回せば良いんじゃないかと。

もしくは記者なりスタッフなりが選手の魅力が出るように引っ張ったり演出したらいい。

記者会見で質問もろくに準備してこないってどうなんだ!?とか思ったりしてます。

ただ、下手なのであればSNSだとかの宣伝活動には協力的であって欲しいし、自分の意思は堂々と伝えて欲しい。

そこまで不馴れならスクールとかで演劇指導だって受けたら良い。決して名演技ができるようになるためとかじゃなく。

 

 

プロレスラーは格闘家よりアクション俳優かスタントマンに近い方々だと思ってるんですが、アクション俳優やスタントマンだって格闘技の練習をしていて、それを段取りのある見世物としてどう表現していくかを落とし込んでいっているんだと思うんですよね。

なので、プロレスラーはある程度の段取りはあったとしても、明らかな格闘技術が見てとれる、段取りのない戦いもできた上で、見世物としてどう表現していくかを落とし込んでいってる方々であって欲しいです。

 

その努力があるならば、後はリング上で好き勝手やってくれて良いです。

ルールを破るヒールであっても、申し合わせのある攻防でも、コントみたいなことでも、裏切りだのなんだの過剰な人間ドラマでも、怪我や衰えでできないなりの範囲で戦ってても、時に自身の大怪我も厭わない事をやったとしても。

最強でなくて良いので、プロレス見てて面白い、凄いことやってると敬意を持ってもらえるような方々であって欲しいです!

 

 

あとせっかくなのでおまけにもうひとつ。

 

私はプロレスにライセンスは必要かなと思ってます。

やっぱ大したことない人が名乗ってて、それを見てこんなのがレスラー?とか思われるの嫌ですし、最低限のことができないばっかりに事故など起きてほしくないですし。

ライセンス持ってる人だけがプロレスラーを名乗って欲しいな。海外の選手でも基準満たさなければ日本のプロリングは上がれないくらいで良い。

高齢とか怪我などで基準満たせない場合は剥奪で。再交付は可で。

学生レスラーとか社会人レスラーとか名乗って別途活動する分には構わない感じで。

 

ライセンス発行の条件としてはこんな感じでしょうか。

基礎体力のクリア、基本ムーブのクリア、受け身のクリア、実技試験(シングルマッチ、勝敗でなく試合運びの審査)、プロレスの試合をする上での基礎知識試験、最低限の医療・身体・栄養学などの知識についての試験、年最低一回の医療研修の参加、年齢は18~60歳まで。

 

プロテストは協会加盟のジムに所属していて健康診断を受けていれば誰でも受けれるが、プロレス団体に入門して鍛えるならライセンス取得後は最低三年は団体所属でなくてはならないなど条件付けたり、かつての選手がジムを経営したりして指導するとか。

引退した選手の転身先としてジム経営、医療関係、協会運営などが出来るのはよいと思うのだけど。

 

リングに上がれるのも、プロレス協会の認可を得ている医師の許可があるものだけ。事故による負傷は主催者が治療費の何割を負担とか。

そういうのを考えるとプロとしての興行を開く側にもライセンスが必要ですよね。

福利厚生とか社会義務、医師帯同、協会認定の指導員資格とか。

これらを支えるプロレス協会は国の支援も欲しいところ。政治家に転身したレスラーの方々とか動いてくれないかな?

何かできるところからでも良いから整備されていって欲しいものです。

不明瞭なところ、これしかできない者が集まるような世界でも有るとは思うので良いところは残しつつ。

 

 

 

まあ色々書きましたが、あくまで私が思うことであり、実態を知らないこともありますから、現実が必ずしもこうならなくて良いし、それぞれが思い描くものに異を唱えるものでもありません。

冒頭でも言いましたが、色々考えるのは楽しいよねって話でした。その一部だけでもファイプロとかで表現できたら個人のたのしみも更に膨らんで良き良きですね。

皆さんの思う理想や考えも聞けたら楽しいなと思います。

 

どちゃくその長文にお付き合いありがとうございましたー!!