2つの顔がある町

特に詳しい訳じゃないんですが、色々な町を見ていて思った事です。

 

仕事関係、友達関係、遊びに行ったり、最寄りだったり、ちょっと用事があるだのなんだので、色々な駅に降り立つ機会は皆さんもあるかと思います。

私は札幌出身で、全体的に田舎の駅だったり、都市部は地下鉄だったりしたので学生時代はあまり感じた事はなかったのですが、上京してから暫くして気になった事がありまして。

 

 

駅の北口と南口、または東口と西口など、線路を挟むと町の雰囲気って大きく変わりますよね?全然違うじゃん!ってなる。

 

 

凄く当たり前の事かもしれませんが、私はあまりそれを実感することが無かったので気付いた時には凄く不思議に思ったものです。

大体はその町に行く目的って線路を挟んだ駅の片方側にしかないので、いつも降りる駅口から広がってる雰囲気がその町の印象だったりします。

これが、たまたま何か別の用事があったか、もしくはちょっとした探求心で反対側の駅口に降り立ってみると、全く知らない町に見えて驚いたりします。

 

例えば、めちゃくちゃ繁華街で多くの人々が賑わう楽しい遊び場って感じなのに、線路の反対側に降りてみるとガッチガチのビジネス街だったりとか。

または閑静な住宅街が広がっていて治安も良さそう、駅前のショッピングモールが便利だなと思っていたら、反対側は居酒屋やパチンコ、風俗店が並んでいてあちこちから喧騒が聞こえてきたりします。

 

 

地下鉄だとそういう境は無いので、町の雰囲気が変わるとかはあまり感じませんが、国道とか大きな道路や川など挟むと似たようなことがありますよね。

なので、同じ駅、町だとしても線路を挟んで町が分かれていると、人によって全く異なる印象の町になったりするんだなーと。二面性のある町。

なので人と会話した時に、どこそこに住んでる、ここでよく遊ぶ、ここで働いてるなどの会話の際、二面性を知らないと人の印象にも解離が生まれるのかなと。

 

いつもあそこの駅が主戦場でーす!とか言われた時、本人は自然公園があるから好きなのーって感じだったのに、聞いた側からすると「えっ?風俗街じゃん……あぁ、そういう感じなん?」とかってなる事もありそう。

閑静な住宅街なので自分に馴染むんです、ってつもりだったのが反対側が風俗街だから、「あー、そういうピンクな癒しがお好きなんですねー」とか思われてしまったり。

あっしはオフィスから見える街並みが好きで仕事のモチベーション上がります!ってのも、反対側は歓楽街だから「ほう、アフターファイブは突撃して欲にまみれちゃおうって寸法やなってことね」ってなっちゃうんですよ!!

 

まあどちらの面の町も楽しんじゃおってのもあるかと思うので、アンタなんか好きなだけ楽しんでくれば良いじゃない!みたいな全部風俗の例えしか思いつかなかったんですが。

普通に考えたらあれですね。職場が高層ビルか居酒屋か、遊び場が美術館かゲーセンか、住居が高級マンションか築40年以上のアパートかとかですよね。

ほら、私だって普通のこと書けますよ!

 

 

それはさておき、こういう感じになってる町ってかなりありますよね。これはこうなりやすいものなんでしょうか?

専門的な事はわかりませんが、色々見てる限りだと片側は以前農地として使われてて、もう片側は住宅街だったとか多い気がします。

その農地も利用者が減ったりだの、自然を開拓しようだの、都市計画などで切り開こうって感じになるんでしょうね。

 

で、以前から使ってた所はあまり計画性なくやってたけど、もう片方は新規開発だから計画的な、整った町並みになる。

で、また以前からあったところも30年40年経って老朽化なり時流が変わったりなどで再開発の対象になったりと。

 

あとは用途地域の規定によって、線路とか境界線ごとに分布が分かれがちってのもあるかもしれないですね。

3階建てマンションまでしか作れない第一種低層住居専用地域とか、個室付き浴場を唯一立てられる商業地域とか。

 

まあそういうものが絡んだりして、同じ駅なのに線路を境にして全然別の町になったりするんでしょうね。

引っ越しなどする際はそういう二面性も理解してないといけないし、近々の再開発計画まで調べておく必要あるかもしれん。

 

 

んで、こうして区切りがあるところって多かれ少なかれいざこざがあるものかと。

 

こちら側は閑静な住宅街なのに、そちら側のせいで町全体の印象が悪いんですが!とか、子供達に悪い影響あるとか、うるさいとかですね。

逆に賑やかな町が好きだと、もっとパチンコ屋増やせや、あっち側にも店増えたら便利なんだが!みたいな事になるんかとね。

 

時には言い争いとかもありそうですね。どうしてこう人間は区切りがあると争いが生まれるのか?

しかしそれは人間だからこそ仕方ないのかも。動物にだって縄張りとかありますしね。

テーブルの塊が異なるだけで派閥ができるくらいだし、国同士の悲しい争いもありますし。

これらも結局人間関係だから、うまく調整をする政治に長けた人に頑張ってもらうしかないのか。

その調整役が自分達の利益獲得に走るとそれもまた争いのもとになったり。

 

町の二面性は人間の二面性を表した鏡のようなものなのかも。

まあ結局人間はうまく立ち回る必要があるという話でした。

 

 

……そんな話だっけ?w

 

 

というわけで気になった事をつらつらと書き出してみました。

長文にお付き合いありがとうございました!