プロレスはガチだのヤオだのという話はいつまでも尽きないわけですが。
それはそれとして、曖昧なものが存在しないプロレスというのは現実的に可能なのか?それはどんなものなのか?というのを改めて思ったのです。
そんな事を考えてみようかなということでちょっと書いてみています。
まずプロレスの本来のルールとは何なのかを改めて整理してみます。ルールは主にwiki参照しつつ。
◯勝敗の判定
勝敗は以下の状況に至ったとレフェリーが認めて、その旨を宣告した時点で成立する。
フォール
対戦相手の両肩をマットに押しつけ、フォールと言う。
レフェリーが3カウント数える。
ノックアウト(KO)
レフェリーが宣告する10カウントの間、立ち上がれないでいること。
レフェリーが宣告する20カウントの間、リングの外に出ていること。
ギブアップ
口頭で敗北意志の提示をする。
タップアウト
相手の体の一部またはマットを叩くことにより敗北意志の提示をする。
レフェリーストップ
選手がギブアップやタップアウトせず、これ以上技を受け続けていると重傷を負うと判断した場合はレフェリー権限で強制的に試合を終わらせる。
失神についてはレフェリーが絞められている選手の腕を上げてから離して3回腕が落ちれば試合続行不可能と判定する。
反則勝ち(反則負け)
レフェリーに暴行、凶器の使用、セコンドや他のプロレスラーの協力的乱入があった場合、行為を行った側が強制的に負けとなる。
セコンドからのタオル投入(TKO)
◯試合中の行為
攻撃手段は投げ技、絞め技、関節技、蹴り技、打撃など禁止されていない攻撃であれば制限はない。
反則は5カウント以内に止めなければ、もしくはレフェリーが悪質であると判断した場合に反則負けとなる。
禁止されている攻撃として、目(サミング)、のど(チョーク)、急所への攻撃(ローブロー)、噛みつき、拳での突き技、つま先での蹴り技、1本のみの指を取る、武器(凶器)での攻撃。
試合時の服装規定は無いが、試合前に凶器となりうるものが無いかレフェリーによってチェックされる。
技をかけられているレスラーの体の一部分がロープ外のリングサイドエプロンに完全に出た場合は、ロープブレイクとして技の解除が求められる。フォール中の場合は、カウントはストップされる。
四肢の場合、手なら肘より上、足なら膝より上がロープに出ないとロープブレイクと見做されないため指先が触れただけの場合などはロープブレイクとは認められない。またロープを利用したり、掴んでの攻撃は反則となる。
一般的なルールとしてはこんなものでしょうか。
これを厳格に執り行うものを、私の考えるガチプロレスとして一旦定義します。
これが興行的にどうかとか選手のリスクとかは考慮してません。
現実のプロレスもこうであって欲しい!とか特に願う話でもないので。
単純にどうなるのかなーという興味です。
どうなんですかね。今まで色々なスタイルがあったと思いますが、こういう形式で実際に興行でやってる、やってた団体とかあったんだろうか。
昔の全日や新日、全女がやってた新人同士のシングルマッチは概ねこれなんでしょうか。わざわざ見返して確認したりはしないけど。
これでやった場合、実際にはどういう選手が強いのだろう?
打撃でのKOが近道でしょうが、拳での突きが使えないと優位性は若干落ちるのか。
関節や絞めが極まれば確実性あるんでしょうが、やはりMMA的な打撃を捌いてタックルで倒してパウンドで倒すのが強いのか。
柔術も強いと思うけど、対策してる他の競技の選手の方が良い有利か。最近MMAあんま見てないからわからない。
フォール3秒取るって相当難しいのかなと思うけど実際どこまで有効なのかあんまり良く分からない。
投げも決めるのは難しい割に有効打になりづらそう。空中殺法決めたらカッコいいけどなぁ
あとは場外に出してボコボコにしてリングアウトを狙う。場外での反則裁定ってルール的にどうなんだっけ?対象外なんだっけ?場外だと普通に反則してるから本来はどうだったかわからんくなったな。
他にはレフェリーを撹乱してる間に反則にて勝つのが有効なのか。
個人的にはMMA選手が有利ながら反則を有効的に使える奴が強いのかなと。フォールが結構有効なのであれば面白いかもしれない。
いや、やはり相手の生活や弱みにつけ込んだりしつつ勝ち負けを上手く調整してよりお客を呼べるように構成して多くのお金を稼いだ者が勝ちなのかな……
レスリングでもなくMMAでもなくも、プロレスというものを競技として設定されてるルールを厳格にやったらどんなものが見れるのか。
という通勤中の妄想メモでした。
特に何のオチも結論もなし。