必殺技:チモシーアームバー(脇固め)
幼少期より格闘技に興味を持ち、キックボクシング、レスリング、柔術を経験。学生時代にはMMAジムへと通い、学校卒業後にプロデビュー。数戦程リングに上がったものの、追い求める戦いとの違和感を感じてしまい、早々に引退する。
今度は地元のプロレスジムにてCACC、ランカシャースタイルを学ぶ。しばらくしてプロレスラーとしてデビューした彼は、特定の団体に所属せず、インディーの様々なリングを渡り歩く。
全ての格闘技経験を活かしたファイトスタイルは派手さこそ無いものの、相手を徹底的に叩きのめす姿は暴力的であり、非常に攻撃性の高いものだった。
それは何かへの怒りが込められているようであり、そこに熱狂的なファンの心を揺さぶった。彼らの日常で生まれる様々な怒りを、全てチモシーがリングでぶつけてくれているようだった。
やがてチモシーは様々なリングでチャンピオンを経験する。実績を積み重ねてきてはいた。しかし、彼がメジャーに駆け上がることは無いだろう。それは相手の怪我を顧みないスタイルであったからだ。フィヨルドの大地を血で染める狂気のスタイルである。
ヨーロッパのマニアから絶大な支持を受けながらも、彼自身はいつか日本での戦いを望んでいた。日本で生まれた格闘プロレスというものに憧れがあったのだ。それは自分の求める理想だと思えた。
ある日、以前日本から遠征に来ていたファントム・ヤマプロからオファーが届いていた。日本で試合ができるチャンスがやって来たのだ。彼は理想に近付くため、即座に渡日を決意するのであった。
両親は離婚している。父は浮気相手と何処かへ消え去ってしまった。多額の借金を残して。父は工場勤めで非常に酒癖が悪かった。家では常に暴力を振るうような男だった。母の下で貧しい幼少期を過ごすことになった。母は躾には厳しかったが、いつも愛情に溢れていた。そんな母を守りたい、楽をさせてやりたいという思いが彼の心には常にある。
プライベートのチモシーは非常に静かで、質素な生活を好んでいる。SNSのような活動もせず、極力目立たないよう努めている。趣味は読書。酒は飲まない。飲酒をしつこく進める輩の歯は全て折ることにしている。介護資格を取得している。
リングの上での暴力的な姿の反動なのか、それともリング上で爆発するために日常を律しているのか。それは誰にも、本人にさえも分からないことである。
○fpwnet
https://firepro-w.com/item/detail/192426
○紹介動画
オリジナル選手紹介「チモシー・ハンセン」【ファイプロW】 - YouTube
○ファイプロ広場
https://soryu.xsrv.jp/fp_square/wrestler_disp_1.php?w_uid=742