蓋を開けてみれば一方的な試合となってしまった。
実力差があったのだろうか?はたまた油断していたのか?
相性なのか?経験なのか?覚悟の違いか。
這いつくばっているのは、ヤッチー河馬とマッチー一角である。
見下ろしているのは、ティム・マーティンとブルーノ・ベローズだ。
笑ってはいないが顔はニヤついている。目は冷たい。
ブルーノは唐突にマッチーの腹を蹴り上げる。
ティムも嬉しそうにヤッチーの顔を踏みつける。
二人はセコンドが止めに入るまでそれを続けていた。
クリムゾン・クランとシュプリームのタッグ二連戦。
まずはシュプリームの勝利となった。前回の借りを返した形だ。
このまま二連勝となるか、クリムゾン・クランが巻き返しを図るか。