クリムゾン・クラン控え室。
「今日の相手はラークカンパニーだそうだ。前回の戦いは見たか?」
「ああ。さすがP・K・ラークが揃えた面子だ。彼らのデカさ、パワー、桁外れとしか言いようがない。」
ヤッチー
「なんだ?怖じ気付いたのか?」
マッチー
「馬鹿言うな。俺達が全力を出せば勝てない相手じゃない。だが、敵の戦力は冷静に見定めるべきだ。」
ヤッチー
「セミファイナルでこの組み合わせ。このリングに来てから、俺達は決して良い勝率じゃない。ここで負けたら、生き残っていくのが難しくなってくる。」
マッチー
「珍しいな。そっちこそ弱気になってるのか?」
ヤッチー
「馬鹿な!追い込んで気合い入れてこうって話だ。俺達のペースに巻き込めば絶対に勝てる!」
マッチー
「あのとんでもなく暴力的なエネルギーを持つスタンリー。アメリカンスタイルを高いレベルに昇華させているマクダニエル。そして、不気味に佇んでいるだけだが規格外にデカいCPO。」
ヤッチー
「普通にやってたらすぐ飲み込まれるな。隙を見せず、かつ全力でぶち当たっていくしかない。」
マッチー
「大丈夫、俺達ならやれるさ。チームワークが俺達の取り柄だよ。」
「ぐぉじ、がっげがごうげ!」
ヤッチーマッチー
「いや、なんて言ってるか聞き取れねぇんだって!!」