ガウル重田はインタビューに答える。
「いやー、熱波君は若い若い!驚きますなぁ、あのパワー。
私も昔は凄かったもんですが、今日は度肝抜かれました。
しかし、まだまだペースというもんを分かっちゃいない。
今日みたいにね、全部受けられたら息切れしておしまいですよ。
そこはまあ経験ですからな。これから身に付けたら良いです。
途中、場外戦仕掛けてきた時は流石に生意気だったかな?
あそこからね、私もこなくそ!ってバンバン投げにいきましたね。
なんせこの商売、ナメられたらおしまいですから。ガハハ!
普段の私は信道さんの恋女房ってところだとは思いますがね、
こういう戦いだって出来るんですよ。1人のファイターですから。
まるでひとり釣糸を垂らす釣り人のように孤高の戦いもできます。
まあ私が釣りをやると全然釣れないんですが!なんででしょう?
餌にも食いつかずに逃げ出してしまう。まるで女房みたいなの。
一体私の何が悪いんでしょうねぇ?貴方何故だか分かります?
対戦相手が私を恐れて逃げ出すのは分かりますがね、魚も女房も。
私って近寄りがたいオーラでも出てるんだろうかね?
そうだ!この前オーラルケアした方が良いって言われたんですよ。
あれってどういう意味かわかります?やっぱりオーラ出てるの?
この抑えきれないオーラ、一体どうコントロールしたら良いのか。
ロールと言えば!ロールキャベツってどこが旨いんだか謎で……」
そしてインタビュアーは次の試合へと向かっていった。