名前:花山院 政光(かざんいん まさみつ)
ニックネーム:ねんごろのマサ
必殺技:四十三ヶ条(よんじゅうさんかじょう、監獄固め)
派手な技は一切もたず、ひたすら相手を潰しにかかる喧嘩屋。
どんな相手も荒々しく強引にねじ伏せる力と技を持っている。
荒技で叩きのめした後、最後は悲鳴を上げるまで身体を捻り倒す。
普段は口数が少なく、何事もキチンと丁寧に扱う人柄。
身の回りのお世話をしてくれる女性が全国に複数人いるという。
四十三ヶ条とは花山院家筆道の奥義の名である。
通称「ねんごろのマサ」。京都出身。
ユニット「泥武六」のメンバー。
政光は筆道の名家である花山院家の長男として生まれた。
幼少より跡取りとしての教育を受け、18歳で許嫁と婚姻を果たす。
しかし、16歳の妻は懐妊中に体調を崩し、亡くなってしまう。
嫁の務めとして若くして身籠ることを強要された結果であった。
身体の弱い妻。せめて嫁いで来なければこうはならなかったのか。
自責の念と悲しみに暮れる政光は世話役に相談する。
幼少の頃から面倒をみてくれていた一番信頼の置ける女性。
そんな彼女は出家を勧めてくる。それが全ての救いなのだと。
政光は月が雲に隠れる晩、人知れずひっそりと家を出た。
罪の意識、不安に縛られていたが、全て解放されると信じていた。
ある日、腹違いの弟が花山院家の跡取りになったとの報を受ける。
その弟の母とは一番信頼していた世話役だというから驚いた。
世話役の女性は花山院家当主の妾でもあったのだった。
実の息子を跡取りにするため、政光を陥れる機会を狙っていた。
政光の嫁を弱らせていったのも彼女の策略であった。
そうとは知らない政光だが、一体何が起きてるのか理解できない。
何がなんだか分からなくなった政光はある日ひっそりと姿を消す。
それから政光がどこで何をしていたのかを知るものはいない。
数年後、政光は北海道でプロレスをしていた。
流れに流れ、円山プロレスのスタッフとして働いていた。
そこへファントム・ヤマプロの誘いでリングデビューを果たす。
肉体労働で鍛えられた肉体に生来のバランス感覚が目を引いた。
知る人ぞ知る一定の人気を得ていたが、倒産を機に休業する。
ファントム・ヤマプロがヤマプロを設立してしばらくした頃。
政光はふらりと道場に現れた。またリングに上げて欲しいという。
物静かながら丁寧な所作は昔からであるが、何か違和感があった。
久しぶりのリングで見せる姿は異様であった。
対戦相手を荒業で徹底的に叩きのめし、執拗に身体を捻りあげる。
相手がタップする前に止めてはまた絞めあげるを繰り返していた。
政光は言う。
今まで女を言うこと聞かせて生きてきました。世の中は金です。
私は生きるため、何もかも丁寧にわからせてやるだけですから。
私は世の中に見せつけてやるんです。徹底的に。
一体何が政光をそうさせるのか。
知るものは誰もいない。
○fpwnet
https://firepro-w.com/item/detail/232954
○紹介動画
オリジナル選手紹介「花山院 政光」【ファイプロW】 - YouTube
○主要タイトル
雷電タッグ王座、第三代目王者(プロレスリング雷都、パートナー:根津正美)
○ファイプロ広場
https://soryu.xsrv.jp/fp_square/wrestler_disp_1.php?w_uid=794
○制作メモ
ナツメグさんのギブアップオンリー興行に向けて作りました。
寝技師っていうと関節技職人にしたくなっちゃうので、何か違う方向性考えてみようかなと。
色々練った結果、寝技の得意なラフファイターという感じになりました。
おっさんラフファイターは若い頃はそうじゃなかった、みたいなキャラ付けが好きで。
粗野な感じの逆って考えてるうちに、由緒ある家柄→京都や!となる。
生業は……筆道だ!筆……花山院だ!というわけで花山院エピソードを拝借。
なんか一部の方々に気にってもらえたみたいで結構活躍してます。
私も結構好きなので、これからも盛り上げて欲しいなと思ってます。