Phantom.3 第二試合 妙典 & 大太郎坊 vs 信道 & 重田

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恋女房と呼ばれた男は力任せにぶつかっていった。

 

エースと呼ばれた男は容赦なく巨体を投げ捨てた。

 

技を極めし男は自分の技術に頼るしかなかった。

 

妖怪を演じる男は妖怪を突き通すしかなかった。

 

それぞれができることを全力で表現してみせる。

 

どの姿も正解であり、間違いなどどこにもない。

 

唯一正しいと言えることは、観衆が盛り上がること。

 

その日の観衆はどよめき、大声をあげていた。

 

どんなことをやってみせても自由な世界なのだ。

 

自由のある戦い、それがプロレスである。