ストーリー

Phantom.2 セミファイナル 重田 & ノーマン vs ティム & ブルーノ

youtu.be ガウル重田とノーマン・オブスキュラの二人は奮闘を見せてはいたが、場外乱闘でペースを握られ、要所要所で息の合ったタッグプレイによりペースを取り戻すことができず。 最後は絶好のポジションでブルーノ・ベローズがノーマンにダエリアを敢行!…

ニックからの刺客

ファントム・ヤマプロは、マッチメイク権を持っているニック・エリオットと電話にて交渉中である。 ニック「さて。セミファイナルなんだが、丁度良いタッグチームがいるんだ。彼らの試合を組んでくれないか?大型の二人だし、客受けも良いと思うぜ。」 ファ…

Phantom.2 第四試合 行徳 & 葛西 vs トルメンタJr. & トルメンタSr.

youtu.be 両者入り乱れた激戦であったが、最後は行徳恭二の放った渾身のハイキックで、シニアからカウント3を奪った。 葛西琢磨は行徳の元に駆けつけると、行徳に握手を求めた。それに対して行徳は差し出された手を見ながら俯いている。握り返すのを躊躇して…

ライバルの共闘

「次は当然オレ達のシングル対決ですよね?盛り上がりますもんね、ライバル対決。」 狭いヤマプロ事務所にて、葛西琢磨はファントム・ヤマプロに問いかける。 ファントム「いえ、今回も二人にはタッグを組んでもらいたいと考えています。」 葛西「えっ?何で…

Phantom.2 第三試合 グレート・白戸 桃 vs ラビット司

youtu.be 序盤はお互い様子を見るような攻防が続くが、徐々にグレート・白斗桃が押され始める。しかし、ラビット司が得意とするスープレックスを食らってからは、覚醒したかのように白斗が一気に攻勢に出る。 ガンガン攻めまくり、必殺のとれたて☆シューティ…

トレーナー

「なんだってアタシがそんな子の面倒見なきゃならないのさ?お断りだね!」 ラビット司はファントム・ヤマプロの申し入れに声を荒げて拒絶している。 ファントム「今日からヤマプロの女子部に入った訳ですし、グレート・白斗桃の、後進の育成に是非とも力添…

Phantom.2 第二試合 ツチグモ & 妙典 & 白菜 vs 大太郎坊 & 熱波

youtu.be ファントム・ヤマプロが戻ってきたのは、大太郎坊がツチグモに掟破りの土葬を食らわせている場面だった。 巨体にも関わらず、デスティーノの様に綺麗な円を描いた後転が、体格差のあるツチグモの頭にしっかりと体重を乗り、後頭部をマットへと激し…

ハンディキャップ

○○「えっ、僕ひとりですか!?」 大男の大きな声が喫茶店内に響き渡る。 ファントム「ちょっと!声が大きいですよ。落ち着いて下さい。」 ○○「いや、落ち着いていられませんよ。前回はサポートしてくれる人がいたから何とかなったけど、一人なんて無理ですよ…

Phantom.2 第一試合 越冬 燕一郎 vs ファントム・ヤマプロ

youtu.be 越冬が気が付いた時には既に控え室だった。 どうやらファントムイレイサーで失神したらしい、ということは何となく理解はできた。目の前にはファントム・ヤマプロがいる。 ファントム「うん、意識はそろそろ大丈夫そうですね。試合、ご苦労様でした…

戦いの中で戦いを知る

前回のイベント「Phantom.1」の成功と、ニック・エリオットからの出資もあり、イベント第二弾「Phantom.2」を開催できる目処はついた。 ファントム・ヤマプロは様々な準備を粛々と進める中、マッチメイクに苦悩していた。今後、継続して客を呼ぶためには前回…

Phantom.1 メインイベント 信道 & ノーマン vs パウロ & ニック

youtu.be 怪物と呼ばれる男、信道進に相対するは眠らない男、パウロ・マルティネス。二人は持てる力を駆使して暴れ回る。パワフルな技が飛び出す度に観客からは驚きの声と歓声が上がった。 ノーマン・オブスキュラもテクニックで存分に存在感を示したが、体…

賭け

イベントの成否はメインの試合によって左右される。 かつてファントム・ヤマプロが団体運営していた時に学んだことだ。 どんなに好勝負が続いたとしても、メインがつまらなければ悪い印象のままとなり、次からは観客が来なくなる。当然その逆もある。メイン…

Phantom.1 セミファイナル 葛西 琢磨 vs 行徳 恭二 vs 妙典 新

youtu.be 完璧なスリーカウントを奪った葛西は、すぐさま立ち上がり、マイクを要求している。 何度も首を打ち付けた妙典は、首に氷嚢をあてがい、ぐったりしている。 行徳は既にリングを降りて、控え室へと向かう所だ。 葛西「おいおい!行徳、何でもう帰っ…

ライバル対決

ヤマプロ事務所には新たに所属した二名が来所していた。 葛西琢磨と行徳恭二。学生時代からライバル関係にあった二人だ。 ファントム「二人とも来てくれてありがとうございます。これでジュニア戦線は活発になりますね。」 葛西「いいんすよ。俺はもっと激し…

Phantom.1 第三試合 グレート・白斗 桃 vs ジュエリー・キンバリー

youtu.be 二人の実力差は歴然であった。 白斗が反撃しても、キンバリーとは体格差もあり、力負けしてしまうのだ。 更にキンバリーは容赦無く頭へと攻撃を集中させるえげつなさ。 それでも白斗は必死に受け身を取っては食らいついてくる。 その様子を見て、キ…

プロレスがしたいんです

リングでのスパーリングを終えたファントム・ヤマプロは、目の前の女性を見ながら考え込んでいた。 うつ伏せでグッタリしてるのはアイドルレスラーのグレート・白斗桃だ。 ファントム「だいぶプロレスらしい動きが出来るようになりましたね。これぐらい出来…

Phantom.1 第二試合 ヤマプロ&ツチグモ&白菜 vs トルメンタJr. & トルメンタSr. & 大太郎坊

youtu.be この試合、ファントム・ヤマプロは脇役に徹すると決めていた。 主役は他のレスラーで、彼らが目立つことが客が盛り上がる事に直結すると想定していたのだ。 ツチグモは控えめながら職人肌のグラウンドテクニックを見せて、マニアへのアピールは期待…

Phantom.1 第二試合調整中

ある日の喫茶店。 店内の一角に小柄な男と、座っていても恐らくは2mは越えるであろうと想像できる程の大男が向い合わせで座っている。小柄な男、と言っても向かいに座る男が大き過ぎてそう見えるだけであるが、ファントム・ヤマプロはスマホでメールチェッ…

Phantom.1 第一試合 越冬燕一郎 vs 熱波 猛

youtu.be 二人は持てる力を尽くして激しくぶつかり合った。 体格に勝る熱波を相手に善戦した越冬であったが、怒濤の投げ技連発に最後は起き上がることができなかった。 できるのは片膝をつきながら痛む首を抑え、熱波を睨むのみ。身体へのダメージは大きいが…

ファントム・ヤマプロ、冒険に出る

ある日の都内某所。 客もまばらなファミリーレストランに、三人の男が集まっていた。 ひとりはかなりの巨漢。並んで座るもうひとりも比べると小さく見えるものの、一般人と比べるとかなり体格は良い。向かいに座る最後のひとりは一番華奢には見えるが、やは…

ファントム・ヤマプロ、勝負に出る

私の名前はファントム・ヤマプロ。と、この業界では名乗っている。 職業はプロレスラーだ。 かつて地元・北海道でプロレス団体を経営していたが、とある事情により倒産させてしまった。 事情…まあ恥ずかしい話だが、単に私が経営センスの無い若造であったと…